オンライン診療に関するMICINの基本的考え方

新型コロナウイルス感染症流行拡大の中、対応に苦慮される医療機関や不安を抱える患者の悲鳴に近い声が弊社にも次々と届いています。

「マスクやガウンがなく、発熱患者の対応が難しい」「発熱以外の患者に感染拡大させることは避けたい」という医療機関や薬局の声、「持病があるが病院に行くのが怖い」「熱が出ているけれど病院に行っていいのかわからない」という患者の声。

この災禍に、オンライン診療をサービス提供する我々には何ができるのだろうか、と日々必死に考え、サービス開発・サポートを続けながら、時には政策を担う方々に皆様の声を届け、対応して参りました。

この1ヶ月間で、オンライン診療を取り巻く環境は大きく変わりました。我々は、2016年からオンライン診療のサービスを4年以上に渡って提供し、また、これまでにも感染症対策としてのオンライン診療活用の可能性を模索してきました(内閣府サンドボックス制度を用いたインフルエンザのオンライン受診勧奨の実証など)が、今回、かつてないほどにオンライン診療の必要性を感じています。

今週からオンライン診療での初診が認められ、医師の責任の下で医学的に可能であると判断した範囲において、初診からオンライン診療が実施できる制度となりました。また、一定の診療報酬が算定できるようになったことを受け、この緊急事態におけるオンライン診療に関わる制度は概ね整理されたと言えます。

ここからは、この制度環境のもとで、いかにオンライン診療を活用していくかが重要になります。これまで2,000施設を超す医療機関にオンライン診療サービスを提供してきた事業者として、我々の基本的な考え方をここにお示しします。

現時点でまだまだ、不確定要素の多いオンライン診療ですが、これが現段階で特効薬がない感染症への有効な『見えないマスク』『IT(オンライン)トリアージ』となること。適切に使用し、『諸刃の剣』とならないことを願ってやみません。

せたがや内科・消化器クリニック 富沢賢治院長のブログより https://tokyo-onaka.com/

これは、実際にオンライン診療を活用されている医師の言葉であり、また我々の願いでもあります。

オンライン診療が医療機関で働く医療従事者の皆様の「見えないマスク」として活用されることを信じ、そして最前線でこの感染症に立ち向かう全ての医療従事者の皆様に敬意を表し、これからもオンライン診療を必要とする全ての方々への支援に努めます。

株式会社MICIN 代表取締役CEO 原 聖吾

Digital Health Timesについて

日本の医療は、これまで世界に誇る高い保健医療水準を実現してきました。一方で、経済成長の鈍化や疾病構造の変化、テクノロジーの進展・普及等、医療を取り巻く環境の変化は速度を増し、医療の進化に対する期待値はこれまでになく高くなっています。

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